Fujiko Hemming 再び

すみだトリフォニーホールでフジコさんのコンサートです。
いつも新しい発見のあるフジコさんの演奏は毎回本当に楽しみで、夜は嵐になるという天気予報にビクビクしながら行ってきました。
今夜のフジコさんは可愛いピエロチックな衣装で登場で、会場からも「可愛い」という声があちこちから。
1曲目 ショパンのエオリアンハープ、2曲目黒鍵のエチュード、淡々と弾いていますがどの曲も難曲です、そして別れの曲、とショパンを堪能。  革命はいつ聴いても元気になるなぁ〜と、その後のノクターンの美しいメロディーに癒されます。
今日のフジコさんはミスが少ない(失礼)
どちらかというと正統派の優等生的な弾き方で、なんだか新鮮です。
休憩を挟んで、先程とはうって変わってスパンコールが散りばめられた様なキラキラの黒のロングドレス。
月の光、雨の庭等 ドビュッシーの世界が広がります、そしてベートーヴェン、リストと、どんどんブラッシュアップしていき最後の ラ・カンパネラまで、見事なフジコワールドが展開されました。
フジコさんのコンサートの曲目は毎年あまり変化がないように思います、でも内容は全く違うようです。
フジコさん自身も今回は良い手応えがあった様で、最後に今日の演奏は良かったとおっしゃって会場の笑いを誘っていました。
そんなところも皆んなに愛される理由な気がします。
素敵な演奏を今年もありがとうございました。
何だか元気になりました。